読書感想文の書き方を改めて勉強してみた。
読書感想文の書き方を改めて勉強してみました。今までの認識が甘くて反省点が多かったです。
読書感想文って難しい!!
これは嫌になっちゃう子供たち多いはずだわ。今回勉強してみてホントにそう思いました。今日はそんな僕が1つ役立ちそうな事を書いておきます。
とにかく書き始める前に「設計図」を作ろう
読書感想文を書いているうちに陥りやすい失敗…
何が言いたいか分からなくなった!
あるあるですよね。こうならない為に、読書感想文を書き始める前に「設計図」を作っておくと、伝えたい事からそれずに書く事が出来ます。(テレビ業界でも台本や企画書を書く前に「箱書き」という設計図をまず書く事が多いです)
設計図の書き方
設計図はA4の紙1枚ぐらいで大丈夫です。実際機に書き始める時は、この1枚の設計図と本を見ながら書いていく感じです。
★本のテーマを一言で!
設計図の一番上に、本のテーマを大きく書いておきましょう。
「友だち関係がテーマ!」とか「いじめがテーマ!」とか簡単でも良いので書いておきましょう。ここだけはぶれてはいけない読書感想文の大テーマになります。
★読書感想文を3つに分けよう!
3つというのは、「序論」「本編」「結論」の3つです。「序論」から書き始めて「本編」へ、そして「結論」への流れです。読書感想文は基本的に3つのパートで成り立っていると覚えておいて下さい。設計図はこの3つのパートで何を書くのか整理する為のものです。
★序論は「本を読む前の自分」について書く!
読書感想文は「本を読んで自分はどう思ったか」を書くものです。なので序論ではまず「本を読む前の自分」について書く必要があります。
例えば「いじめ」がテーマの本なら…
「この本を読む前に自分はいじめとは無関係な人間だと思ってた。僕の学校にもいじめられている人が居るが、僕は関わらない様に生きてきたからだ」みたいな感じで書いておけば、結論を書く時に
「この本を読んで僕は気が付きました。いじめに直接関わっていなくても、僕は傍観者として間接的にいじめに関わっていたんだ」みたいな感じで、
本を読む前の自分と本を読んだ後の自分を比較する事が出来ます。
ですので設計図には、本を読む前の自分の気持ちを箇条書きにしてまとめておくとよいでしょう。
★「本論」ではいよいよ「感想」を書く。
本論は一番文字数をかけて書くべき部分で、いよいよ本の感想を書いていきます。
その前に「軽いあらすじ」は書いておきましょう。「先生、わたし要約力もあるよ」ってことをアピールしましょう。
さて、本論では何を書くべきか?
序論では本を読む前の自分の事を書いてきたんですから、ここで書くべきなのは「本を読んでいる瞬間のあなた」の事です。
例えば
・この部分の主人公の行動に共感した!(もしくは間違ってる!)
・この主人公のセリフに共感した!(もしくは間違ってる!)
とか自分が共感した!もしくは間違ってる!と考えた部分を感想として書いていきましょう。そこで注意して欲しいのは、
なぜ共感したのか?
をしっかり書き加える事です。共感というのは「自分の経験」と「本の主人公」がリンクした結果です。ですので自分の経験に基づいた感想でなくてはいけません。
ですので、設計図には本のテーマに関する「自分の経験」を箇条書きで書いておきましょう。
★「結論」では「未来のあなた」を語る!
最後は結論です。ここでは「本を読んだ後のあなた」そして「未来のあなた」を語っていかなければなりません。
どういう事かというと、
・本を読んだ後、自分の考え、生活がどう変わったのか?
・本を読んでからこれから自分はどうするべきだと思ったのか?
・本を読んだ経験を生かす為、自分の生活で何を変えるのか?
など、序論の時のあなたと比較して変化が見える書き方をしておけば大丈夫です。
設計図には本を読んだあなたの変化を箇条書きにしておきましょう。
設計図さえちゃんと書けば感想文はスラスラ!
僕は今回勉強してみて、
いきなり読書感想文を書き始めるのは超危険!
って事がよく分かりました。
でも逆に設計図を書いて、書く内容を整理しておけば恐るるにたらず。