子供が本を読まない…と悩むお母さんは「青い鳥文庫」をプレゼントすべき。
僕は小学4年生ぐらいまでほとんど読書をしない子供でした。水泳とか陸上競技とかに打ち込んでいて「読書なんてダセーことしてる暇ねぇよ」って感じでした。
そんな僕に運命の出会いが訪れたのは、小学5年生の時。新しい担任の先生が「毎朝教室で15分の読書」、「1週間に最低1冊」という当時の僕にとっては地獄の様なルールを義務化してしまったのです。
正直、朝教室で読書するより体育館でドッチボールをしていたかった小学5年生の僕は断固拒否したかったのですが、その先生が怒ると激烈に怖いという噂は知っていましたので渋々本を読む事にしたのです。
しかし、いきなり読書と言われてもですね…
何読めばいいの?って感じです。
前に姪っ子ちゃんに当てた読書感想文の記事を書きましたが、まさにこの姪っ子ちゃんと同じ心境です。
さあ、そんな僕が何気なく手に取った一冊。人生で初めて読み始めた本になる訳ですが…それがコチラです。
人生初の読書は「青い鳥文庫」の…
はやみねかおる著「名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズ」 の「躍る夜光怪人」です。20代は「懐かしい!」と思ってくれる人も多いのではないでしょうか。
これは間違えなく言える事ですが、あの時何気なく手に取った本が「夢水清志郎」でなかったら…はやみねかおる先生の作品でなかったら…僕は多分読書にハマる事は無かったと思います。
はやみねかおる先生は、元小学校教師という経歴を持っておられますから、やっぱり子供心をくすぐるのが上手いんでしょうか。ミステリーものなんですが小学5年生の僕でもとても読みやすく、一瞬にしてはやみねかおる先生の「赤い夢」の世界に引き込まれました。
それからというもの、カードゲームやおもちゃに使い果たしていたお小遣いを「青い鳥文庫」…というか「はやみねかおる」につぎ込んでいきました。
「夢水清志郎」シリーズはもちろんのこと…
小学校を卒業して成長しても「怪盗クイーン」シリーズを全巻購入。夢水清志郎とコラボしたお話はめちゃくちゃ興奮しました。
そしてついには「青い鳥文庫」の他作品、特に…
松原秀行著「パスワード」シリーズも当時全巻買っていました。これもミステリーものなんですが、メンバー同士の恋愛模様も毎巻必ず描かれていて、僕はこの作品で「恋愛」を学んだと言っても過言ではないでしょう。
「青い鳥文庫」と「はやみねかおる」に感謝!
今コレを書いていて懐かしさで泣きそうになってます。僕は「青い鳥文庫」がなければ本を読む習慣が身に付かなかったでしょうし、たぶん文章や企画を考える仕事をしようとも思わなかったでしょう。
ありがとう!青い鳥文庫!
ありがとう!はやみねかおる先生!
「青い鳥文庫」は大人になった今でも時々買わせて頂いています。やっぱり、はやみねかおる先生にはまだお世話になっております。昨年はデビュー25周年おめでとうございました。「都会のトム&ソーヤ」シリーズも愛読させて頂いております。これからも「赤い夢」の物語をたくさん読ませて下さい。応援しております。
おわりに…
子供が本を読まないでお困りのお母さん。騙されたと思って「青い鳥文庫」をプレゼントしてあげてみて下さい。個人的には、はやみねかおる先生の作品がオススメですが、もちろんそれ以外でも。青い鳥文庫は名作が多いです。表紙画も昔と違って今風になっているので、初めての読書というお子さんにもウケが良いかと思います。
スマホをいじってばかりだと言うお子さんが、「青い鳥文庫」を手放さなくなること間違いないと思います。それぐらい僕はハマりましたよ!
「夢水清志郎」も新シリーズ化! 新刊はまだでしょうか…笑
名探偵夢水清志郎の事件簿1 名探偵VS.怪人幻影師 (講談社青い鳥文庫)
- 作者: はやみねかおる,佐藤友生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: 新書
- クリック: 64回
- この商品を含むブログ (13件) を見る